〜てあげる・〜てもらう・〜てくれる の使い分け【例文付き】

〜てあげる・〜てもらう・〜てくれる の使い分け【例文付き】

2026年5月3日|約5分で読めます|👁 21
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1. 授受表現とは?

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日本語の授受表現は、「誰が誰に何をするか」という視点(方向性)が重要です。同じ出来事でも、話し手の立場によって使う表現が変わります。

3つの基本動詞
あげる:自分→相手(与える)
もらう:自分←相手(受け取る)
くれる:相手→自分(もらう)

2. 〜てあげる

意味と使い方

自分(または第三者)が相手のために〜する。恩恵を与える視点。

作り方:動詞て形 + あげる

例文意味
友達に荷物を持ってあげた友達のために荷物を持った。
子供に絵本を読んであげました子供のために読んだ。
地図を描いてあげましょうか相手への丁寧な提案。
⚠️ 注意:目上の人(先生・上司)に「〜してあげる」を使うと失礼に聞こえます。
❌ 先生に説明してあげた。
✅ 先生に説明した。/ 先生に説明しました。

3. 〜てもらう

意味と使い方

自分が相手に〜してもらう。恩恵を受ける視点(自分が主語)。

作り方:動詞て形 + もらう

例文意味
友達に手伝ってもらった友達が私を手伝ってくれた。
医者に診てもらいました医者に診察してもらった。
もう一度説明してもらえますか丁寧な依頼表現。
💡 使える依頼フレーズ:
・ 〜てもらえますか?(丁寧)
・ 〜ていただけますか?(より丁寧)
・ 〜てもらえない?(カジュアル)

4. 〜てくれる

意味と使い方

相手が自分(または身内)のために〜してくれる。恩恵を受ける視点(相手が主語)。

作り方:動詞て形 + くれる

例文意味
田中さんが道を教えてくれた田中さんが私に教えてくれた。
友達が誕生日を祝ってくれました友達が私のために祝ってくれた。
手伝ってくれてありがとう感謝の表現。

5. もらう vs くれる の違い

どちらも「自分が恩恵を受ける」ですが、主語(視点)が違います。

もらうくれる
主語私(受け取る側)相手(与える側)
例文私は田中さんに教えてもらった田中さんが私に教えてくれた
意味同じ!
練習してみよう:
田中さんが私を助けて___。→ くれた(田中さんが主語)
私は田中さんに助けて___。→ もらった(私が主語)

6. 敬語形(尊敬語・謙譲語)

普通形敬語形使う場面
〜てあげる〜てさしあげる目上の人に(丁寧すぎるので注意)
〜てもらう〜ていただく目上の人から恩恵を受ける
〜てくれる〜てくださる目上の人が恩恵をくれる
  • 先生が説明してくださいました
  • 部長に確認していただきました
  • 資料を送っていただけますか

7. まとめ

授受表現まとめ
てあげる:自分→相手(私が与える)
てもらう:相手→自分(私が受け取る・私が主語)
てくれる:相手→自分(相手が与える・相手が主語)

誰が主語か」「誰が恩恵を受けるか」を意識すれば使い分けは簡単!

✏️ 総合練習問題

( )に「あげる・もらう・くれる」の適切な形を入れてください。

問題1:友達が荷物を持って( )た。(友達が私のために)
▶ 答えを見る

くれた(友達が主語、私が受け取る)

問題2:私は田中さんに写真を送って( )た。(田中さんが私のために)
▶ 答えを見る

もらった(私が主語、田中さんから受け取る)

問題3:子供に本を読んで( )ました。(私が子供のために)
▶ 答えを見る

あげました(私が主語、子供に与える)

問題4:部長に資料を確認して( )けますか?(丁寧な依頼)
▶ 答えを見る

いただ(けますか)→ いただけますか(〜てもらうの敬語形)

問題5:先生が丁寧に説明して( )ました。(先生が私のために)
▶ 答えを見る

くださりました(くれるの敬語形 = くださる)

💡 見分け方のポイント
  • 主語が「相手」→ くれる(さしあげる → くださる)
  • 主語が「私」で受け取る → もらう(→ いただく)
  • 主語が「私」で与える → あげる(→ さしあげる)
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