〜てあげる・〜てもらう・〜てくれる の使い分け【例文付き】
2026年5月3日|⏱ 約3分で読めます|👁 5
1. 授受表現とは?
日本語の授受表現は、「誰が誰に何をするか」という視点(方向性)が重要です。同じ出来事でも、話し手の立場によって使う表現が変わります。
3つの基本動詞
・ あげる:自分→相手(与える)
・ もらう:自分←相手(受け取る)
・ くれる:相手→自分(もらう)
・ あげる:自分→相手(与える)
・ もらう:自分←相手(受け取る)
・ くれる:相手→自分(もらう)
2. 〜てあげる
意味と使い方
自分(または第三者)が相手のために〜する。恩恵を与える視点。
作り方:動詞て形 + あげる
| 例文 | 意味 |
|---|---|
| 友達に荷物を持ってあげた。 | 友達のために荷物を持った。 |
| 子供に絵本を読んであげました。 | 子供のために読んだ。 |
| 地図を描いてあげましょうか? | 相手への丁寧な提案。 |
⚠️ 注意:目上の人(先生・上司)に「〜してあげる」を使うと失礼に聞こえます。
❌ 先生に説明してあげた。
✅ 先生に説明した。/ 先生に説明しました。
❌ 先生に説明してあげた。
✅ 先生に説明した。/ 先生に説明しました。
3. 〜てもらう
意味と使い方
自分が相手に〜してもらう。恩恵を受ける視点(自分が主語)。
作り方:動詞て形 + もらう
| 例文 | 意味 |
|---|---|
| 友達に手伝ってもらった。 | 友達が私を手伝ってくれた。 |
| 医者に診てもらいました。 | 医者に診察してもらった。 |
| もう一度説明してもらえますか? | 丁寧な依頼表現。 |
💡 使える依頼フレーズ:
・ 〜てもらえますか?(丁寧)
・ 〜ていただけますか?(より丁寧)
・ 〜てもらえない?(カジュアル)
・ 〜てもらえますか?(丁寧)
・ 〜ていただけますか?(より丁寧)
・ 〜てもらえない?(カジュアル)
4. 〜てくれる
意味と使い方
相手が自分(または身内)のために〜してくれる。恩恵を受ける視点(相手が主語)。
作り方:動詞て形 + くれる
| 例文 | 意味 |
|---|---|
| 田中さんが道を教えてくれた。 | 田中さんが私に教えてくれた。 |
| 友達が誕生日を祝ってくれました。 | 友達が私のために祝ってくれた。 |
| 手伝ってくれてありがとう。 | 感謝の表現。 |
5. もらう vs くれる の違い
どちらも「自分が恩恵を受ける」ですが、主語(視点)が違います。
| もらう | くれる | |
|---|---|---|
| 主語 | 私(受け取る側) | 相手(与える側) |
| 例文 | 私は田中さんに教えてもらった | 田中さんが私に教えてくれた |
| 意味 | 同じ! | |
練習してみよう:
田中さんが私を助けて___。→ くれた(田中さんが主語)
私は田中さんに助けて___。→ もらった(私が主語)
田中さんが私を助けて___。→ くれた(田中さんが主語)
私は田中さんに助けて___。→ もらった(私が主語)
6. 敬語形(尊敬語・謙譲語)
| 普通形 | 敬語形 | 使う場面 |
|---|---|---|
| 〜てあげる | 〜てさしあげる | 目上の人に(丁寧すぎるので注意) |
| 〜てもらう | 〜ていただく | 目上の人から恩恵を受ける |
| 〜てくれる | 〜てくださる | 目上の人が恩恵をくれる |
- 先生が説明してくださいました。
- 部長に確認していただきました。
- 資料を送っていただけますか?
7. まとめ
授受表現まとめ
・ てあげる:自分→相手(私が与える)
・ てもらう:相手→自分(私が受け取る・私が主語)
・ てくれる:相手→自分(相手が与える・相手が主語)
「誰が主語か」「誰が恩恵を受けるか」を意識すれば使い分けは簡単!
・ てあげる:自分→相手(私が与える)
・ てもらう:相手→自分(私が受け取る・私が主語)
・ てくれる:相手→自分(相手が与える・相手が主語)
「誰が主語か」「誰が恩恵を受けるか」を意識すれば使い分けは簡単!