受け身形(〜られる)の使い方【3つのパターンを例文で解説】

受け身形(〜られる)の使い方【3つのパターンを例文で解説】

2026年5月4日|約3分で読めます|👁 20
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「先生に褒められた」「財布を盗まれた」「雨に降られた」——これらはすべて受け身形(受動態)の文です。日本語の受け身形には大きく3つのパターンがあり、それぞれ意味とニュアンスが異なります。この記事では受け身形の作り方から使い分けまで徹底解説します。

受け身形の作り方

グループ受け身形
グループ1(〜う・つ・る・ぬ・ぶ・む・く・ぐ・す)書く→書かれる
グループ1飲む→飲まれる
グループ1話す→話される
グループ2(〜る)食べる→食べられる
グループ2見る→られる
グループ3(不規則)する→れる
グループ3くる→られる

パターン①:直接受け身(基本的な受け身)

誰かの行為を「受ける」側から表現します。英語のpassive voiceに近いです。

構造:〜は(行為者)に〜られる

  • 私は先生に褒められた。(先生が私を褒めた)
  • 彼女は上司に叱られた。(上司が彼女を叱った)
  • この小説は世界中で読まれている。(世界中の人がこの小説を読む)
  • その法律は去年改正された。(誰かが法律を改正した)

パターン②:迷惑受け身(間接受け身)

日本語特有の受け身です。他人の行動によって自分が迷惑・被害を受けたことを表します。

構造:〜は(行為者)に〜られる(迷惑・困った気持ちが含まれる)

  • 電車の中で隣の人に踏まれた。(足を踏まれて迷惑)
  • 子供に泣かれて、眠れなかった。(子供が泣いて困った)
  • 友達に来られて、勉強できなかった。(友達が来て迷惑)
  • 雨に降られて、ずぶ濡れになった。(雨が降って困った)

ポイント:迷惑受け身では、自動詞(降る・泣く・来る)も受け身にできます。

パターン③:尊敬の受け身

目上の人の行動を表すために受け身形を使います。

  • 社長が会議で話されたこと…(社長が話した→尊敬)
  • 先生はもう帰られました。(先生が帰った→尊敬)
  • 部長が資料を確認されました。(部長が確認した→尊敬)

受け身形と「〜ている」の組み合わせ

  • この映画は世界中で知られている。(継続的な状態)
  • 犯人はまだ捕まえられていない。(まだ〜されていない)

よくある間違い

  • ❌「私は財布を盗まれられた」→ ✅「私は財布を盗まれた」(二重受け身はNG)
  • ❌「先生は私を褒められた」(主語が曖昧)→ ✅「私は先生に褒められた

まとめ

  • 🔵 直接受け身:〜に〜られる。英語のpassiveに近い。
  • 🔴 迷惑受け身:他人の行為で迷惑・被害を受けた。自動詞も使える。
  • 👑 尊敬の受け身:目上の人の行動を丁寧に表す。
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