JLPT N3 読解練習③:中文読解【社会・文化】全問解説付き
200〜300字の文章を読んで答える問題です。筆者の言いたいことを正確に読み取る練習をしましょう。
📄 問題1
日本では、春になると各地で「お花見」が行われます。桜の木の下に集まって、食事や会話を楽しむこの習慣は、もともとは農業と深く関係していました。桜の咲く時期は田植えの季節と重なることが多く、農家の人々は桜の開花を見て農作業の始まりを判断していたのです。現代では、会社の同僚や友人と楽しむイベントとして定着していますが、その根底には自然の変化を大切にする日本人の感覚が残っています。
問1 お花見はもともとどんな意味がありましたか。
- 友人や同僚と親睦を深めるためのイベント
- 農作業の開始時期を知るための自然観察
- 春の訪れを神に感謝する宗教的な行事
- 桜の木を守るための地域活動
答えを見る
正解:B
「農家の人々は桜の開花を見て農作業の始まりを判断していた」とあります。現代の意味(A)と混同しないように注意。
問2 この文章で筆者が最も言いたいことは何ですか。
- お花見は農業に関係があるので重要だ
- 桜は日本の農業を支えてきた大切な植物だ
- 現代のお花見は昔と全く意味が変わってしまった
- お花見には現代でも自然を重視する日本人の感覚が生きている
答えを見る
正解:D
最後の文「その根底には自然の変化を大切にする日本人の感覚が残っています」が筆者の主張です。
📄 問題2
近年、日本ではキャッシュレス決済が急速に普及しています。スマートフォンや電子マネーを使った支払いは便利で、財布を持ち歩く必要がないため、若い世代を中心に広まっています。しかし、高齢者の中にはスマートフォンの操作に慣れていない人も多く、すべての店でキャッシュレスのみになることへの不安の声もあります。利便性と誰もが使いやすい社会のバランスをどう取るかが、今後の課題です。
問3 キャッシュレス決済の問題点として挙げられているものはどれですか。
- 若者が現金を使わなくなること
- 電子マネーのセキュリティが弱いこと
- 高齢者が使いにくい場合があること
- 財布を持ち歩く必要がなくなること
答えを見る
正解:C
「高齢者の中にはスマートフォンの操作に慣れていない人も多く〜不安の声もあります」とあります。Dは問題点ではなくメリット。
問4 この文章の内容と合っているものはどれですか。
- 日本ではすでにほとんどの店がキャッシュレスのみになった
- キャッシュレス決済は高齢者の間でも広く普及している
- キャッシュレス決済の普及と使いやすさのバランスが課題だ
- 若者はキャッシュレス決済に反対している
答えを見る
正解:C
「利便性と誰もが使いやすい社会のバランスをどう取るかが、今後の課題」とあります。
📄 問題3
「おもてなし」という言葉は、日本のサービスや接客を表す言葉として世界的に知られるようになりました。単なる「サービス」とは異なり、相手の気持ちや状況を先読みして、言われる前に行動することが「おもてなし」の本質です。例えば、料理店でグラスが空になる前にお水を注いだり、雨の日に店の入り口に傘立てを用意したりすることがその一例です。この精神は、相手を思いやる気持ちから生まれるものです。
問5 「おもてなし」とはどんなものですか。
- お客さんに頼まれたことを丁寧に行うこと
- 相手の気持ちを先読みして、求められる前に行動すること
- 高級なサービスを提供して、お客を満足させること
- 日本独自の礼儀作法を外国人に教えること
答えを見る
正解:B
「相手の気持ちや状況を先読みして、言われる前に行動することが『おもてなし』の本質」とあります。
📊 スコアの目安
| 正解数 | 評価 | アドバイス |
|---|---|---|
| 5問 | ⭐⭐⭐ 優秀 | 中文読解もバッチリ!N2も目指せる |
| 3〜4問 | ⭐⭐ 合格圏 | 「筆者の主張」問題を重点練習しよう |
| 1〜2問 | ⭐ 要練習 | 段落ごとに要点をメモする練習を |
💡 読解のコツ:「しかし・ところが・でも」の後に筆者の主張が来ることが多いです!