JLPT N3 読解練習⑦:意見文・主張文【全問解説付き】
N3レベルの読解問題です。文章をよく読んで、最も適切な答えを選んでください。
📄 問題1
最近、スマートフォンの普及により、人々のコミュニケーションのあり方が大きく変化している。直接会って話すよりも、メッセージアプリを使ってやり取りする機会が増えた。これを便利だと感じる人が多い一方、私はこの変化を少し心配している。文字だけのコミュニケーションでは、表情や声のトーンが伝わらず、誤解が生じやすいからだ。また、常にスマートフォンを確認するようになると、目の前の人との会話に集中できなくなる恐れもある。技術の進歩は否定しないが、対面でのコミュニケーションの価値を忘れないでほしいと思う。
問1 筆者はスマートフォンによるコミュニケーションについてどう考えていますか。
- スマートフォンでのやり取りは全く問題ない
- 便利だが、対面コミュニケーションの価値を忘れてはいけない
- スマートフォンは使わない方がよい
- 技術の進歩は否定すべきだ
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正解:B
「技術の進歩は否定しないが、対面でのコミュニケーションの価値を忘れないでほしい」という筆者の立場が明確に示されています。全否定(C・D)でも全肯定(A)でもない、バランスのとれた意見です。
問2 筆者がスマートフォンのコミュニケーションを心配している理由は何ですか。
- メッセージアプリが使いにくいから
- 直接会って話す機会が増えすぎているから
- 文字だけでは表情や声のトーンが伝わらず誤解が生じやすいから
- スマートフォンの料金が高いから
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正解:C
「文字だけのコミュニケーションでは、表情や声のトーンが伝わらず、誤解が生じやすい」と明記されています。
📄 問題2
読書は知識を増やすだけでなく、想像力や共感力を高める効果があると私は考える。本を読むとき、私たちは文章から登場人物の気持ちや状況を想像し、まるでその世界に入り込んだような体験ができる。この体験が、実際の人間関係においても相手の立場に立って考える力を育てると思う。インターネットで情報を検索するのとは異なり、一冊の本をじっくり読むことで、思考を深め、集中力も養われる。忙しい現代社会だからこそ、意識的に読書の時間を作ることをお勧めしたい。
問3 筆者が読書について述べていないことはどれですか。
- 知識が増える
- 想像力や共感力が高まる
- 視力が回復する
- 集中力が養われる
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正解:C
「視力が回復する」については文章中に一切述べられていません。A・B・Dはすべて本文に記載されています。
📄 問題3
日本の少子化問題は深刻だ。出生率の低下が続き、将来の労働力不足や社会保障制度の維持が困難になることが懸念されている。政府はさまざまな対策を講じているが、効果は限定的だという意見もある。根本的な解決には、育児と仕事を両立しやすい環境を整えること、そして子育てにかかる経済的な負担を軽減することが必要だと私は考える。特に、男性の育児参加を促進するための職場環境の改善が急務だと思う。
問4 筆者が少子化対策として最も重要だと考えているものはどれですか。
- 移民を増やすこと
- 育児と仕事の両立環境整備と経済的負担の軽減
- 政府の予算を増やすこと
- 出産年齢を下げること
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正解:B
「育児と仕事を両立しやすい環境を整えること、そして子育てにかかる経済的な負担を軽減することが必要」と筆者の意見が明記されています。
問5 「急務」と同じ意味に最も近いものはどれですか。
- すぐにやらなければならないこと
- ゆっくり考えること
- 難しくて無理なこと
- お金がかかること
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正解:A
「急務(きゅうむ)」は「急いでやらなければならない重要な仕事・課題」という意味。「男性の育児参加促進が急務」=早急に取り組まなければならない課題だということ。
✍️ 結果の目安
- 5問正解:読解力N3レベル!
- 3〜4問正解:もう少し。筆者の主張に注目して読もう
- 2問以下:「〜と思う」「〜と考える」に注目して筆者の意見を探す練習を